ブログ - 20181207のエントリ

票田が政治を操る。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2018-12-7 5:50

  我が町は来年、町会議員と町長選挙がある、という。自分は、五年前に加わった海老津駅南開発反対運動で、政治と民意を知って、政治には興味を失っていたが、住民の多くは誠実な人が多く、この町の自然の良さに惹きつけられて、越して来た人が多い。ところが、町政は彼らの希望とは逆の方向に進み、今度の選挙においてもその流れが変わるとは思えない。

 南開発に二十億円の金を出し、それは財政の三分の一にあたるのだが、開発が失敗であったことは誰の眼にも明らかである。地下通路を利用する者はおらず、バイパス道路を走る車は少ない。町は財政が苦しくなって土地を売ったり、公共施設の利用料金の値上げをしている。

 現町長も退き、町議も三人は引退して入れ替わるらしい。それで変わるかと言えば、票田が変わらない以上、何も変わりはしないし、票田を引き継いだ者が当選するという構図になっているのである。票田とは大地主、有力企業、大手団体である。彼らは政治家と絶えず、酒を酌み交わし、献金をし、懇意の中である。そんな場において、町長や議員たちは彼らに酒を注いで回り、よろしくお願いします、と言う。票田は開発を議案にすることを望む。大地主の土地が値上がりし、企業誘致が成功して工事が増えれば良いのである。日常が買収行為なのである。

 そこに一般町民の入り込む余地はない。彼らは請願や陳情を出すことは出来るが、議会にかけられて、町長・利権派に一蹴されるのである。

 五年前に海老津南開発賛成派だった議員に訊ねたことがあった。

 「北九州で駅の地下通路を作ったら、利用者が多い、としきりに訴えていたね?今、利用者は何人くらい?」

 「知りません」

 「ほとんどいないじゃないか?自分の言ったことに責任をとらないのか?」

 「あなたにそんなことを言われる筋合いはありません」

 この程度である。彼は年金の受給が少ないから、町議になったという。

 小学校・中学校の友達が票田の母体である。

 この構図は国政とまったく、同じである。

 この流れを変えるとしたら、浮動票が動き、(良い街づくり)を主張する立候補者に投票するようになった時である。

 

 

 

 

 

ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

ブログ カレンダー
« « 2018 12月 » »
25 26 27 28 29 30 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 1 2 3 4 5
アクセスカウンター
2024/04/25:99/130
2024/04/24:116/157

2024/03/26より1778/6855